初めまして。
アクアポニックスノートです!
沖縄でアクアポニックスに取り組んでいます。
そんな沖縄県の夏の日中平均気温は28〜30℃前後、冬の平均気温は18℃前後と高すぎず低すぎずといったところです。そのため、沖縄の恵まれた自然環境は、アクアポニックスにとっても適した環境とも言えるでしょう。
このブログでは、実際にアクアポニックスに取り組みながら初心者の方向けに様々な情報を発信していきます。
アクアポニックスの基礎知識
アクアポニックスへの理解は少しずつ高まっており、最近ではTVでもたびたび取り上げられています。
皆さんは、アクアポニックスと聞いて何をイメージするでしょう?
正直、私がこの言葉を初めて聞いた時は『???????』でした ww
もしかしたら、このブログを見てくれている時点で、アクアポニックスの名前やその由来についても知っているかと思いますが、まずはこのアクアポニックスとは何なのかについて解説したいと思います。
アクアポニックスとは、アクアカルチャーとハイドロポニックスが掛け合わさったものです。
*Aquaculture (養殖)🐟 *Hydroponics (水耕栽培)🍅🍆
日本では、比較的新しい農法として注目を集めています。
これら二つのビジネスが一つになることで、より効率良く循環する仕組みになるという夢のようなビジネスモデルです。また環境保護の観点からも非常に注目されており、これからの時代にあった循環型栽培システムと言えるでしょう。
水耕栽培については下記の記事をご参照ください。
アクアポニックスの魅力とは
アクアポニックスの魅力
それは何と言っても環境に優しい🌏ということです。
・従来の農業より大幅な節水が可能。 ・化学肥料や農薬の使用制限▶️生態系の維持 ・太陽光など自然エネルギーを使うことでさらにエコな循環システムに。
アクアポニックスで野菜を育てる上で、魚は必要不可欠です。
魚がご飯を食べ、そのうOちなどの排泄物が野菜の栄養へと変わるのです。
では、もっと野菜を成長させたいからと、化学肥料などを入れるとどうなるでしょう?
これは魚の生態にとっても良くありません。
最悪、死んでしまうといったことも想定されます。
農薬も基本的に使うことはできないと思います。
(肥料や農薬にも様々な種類があるため一概とは言い切れません)
そのため、アクアポニックスでは水質に急激な変化を与えるものは投入することが難しいということになります。
しかし、それはオーガニック・無農薬で育てることであり
消費する側にとっても安心して口にすることができます。
アクアポニックスには、そういったメリットもあり注目を集めているのです。
水質管理
アクアポニックスを取り組む上で重要な一つが『水質管理』です。
農業においても日々の作物の管理をしっかり行うのと同様に、アクアポニックスでは水質の管理も大事になってきます。
もしかすると、水質の管理こそが成功への一番のカギと言っても過言ではないくらいです。
それでは、なぜ水質の管理がそれほど大事なのかを簡単に説明していきたいと思います。
野菜の栽培にも水質の安定は重要。
水質が安定していないと生き物が住みにくい環境になってしまう。
魚にも野菜にもpHの急激な変化やアンモニア濃度の上昇といった水質の変化は、あまり良くありません。
アクアリウムでは、よくpHが下がるという現象が起きますが、この水質の変化に気づいてあげることがとても大事なのです。
魚にも環境の変化やストレスに強い個体や、逆にとても敏感な個体まで様々です。
アクアポニックスでは、大事なパートナーであるお魚さんを元気にのびのび健康で育てていくことを意識しましょう。
そうすることで、自ずとトラブルは減り、自分自身もメンテナンスが楽になるかと思います。
これは完全に私の経験なのですが、
私も始めたばかりの時に水質検査キットを購入しました。
当時は、なかなか高いなとは思いましたが、水質をしっかり検査できるという意味では購入してよかったなと思います。
微生物との関係性
『魚で野菜を育てる』
これはなかなかのパワーワードです!!
とてもキャッチーでわかりやすい説明ですよね。
私も初めてこの表現を聞いた時は、鵜呑みにして革命やんと思ってました。
実は、これには裏方的な立役者が存在するのです。
それがバクテリア(微生物)です。
このバクテリアこそがアクアポニックスにとって一番大事な役割を果たしているのです。
一般的な土壌栽培でもやり方は十人十色です。
農家さんの中でもどこを重要としているかはバラバラです。
・農薬、化学肥料を一切使わない方 ・化学肥料と有機肥料を上手に使い分ける方 ・土壌の微生物を育てるように土作りをする方
私はアクアポニックスをする上で、微生物との関係性が非常に重要だと考えています。
そうすることで、水質が安定し魚が健康に育ってくれるからです。
何より、システムを安定させることで野菜がしっかりと育ってくれます。
今後、微生物の種類などについて少し深掘りしてブログを書いていければと思っています。
魚と植物のバランス
アクアポニックスでは、魚の飼育量と育てる野菜の量をある程度計算し、
定植することも大事です。また、魚の飼育量に合わせてきちんと濾過ができる様に、
物理フィルターや生物フィルターも設置することが大事になってきます。
初めは、実際に育ててみてバランスを見てみるのもいいかもしれません。
なんだかんだ実践で学ぶ事の方が多いと思います。
アクアポニックス大学さんが
飼育量や収穫量などの計算を詳しく解説してくれていますので、
こちらをご参考にしてみてください。
システムのトラブル解決
アクアポニックスは、従来の農業と比較しても取り組んでいる方がまだまだ少ないのが現状です。
そのため細かな情報がなく、問題解決に手こずる事も少なくありません。
先ほども述べたように、アクアポニックスは実際に取り組んでみて気づく事が多いです。
まずは小さいシステムなどを自作し、取り組む事が一番の学びになるかと思います。
最近では、一つの水槽を購入すればアクアポニックスに取り組む事ができる
レグラスポニックスという水槽もあります。
部屋の中で取り組むことができ、インテリアとしても使用可能で
実際に私も購入し使用しています。
レグラスポニックスについての記事はこちらをご覧ください。
まとめ
今回、アクアポニックスを取り組む上での基本となること5つを紹介してきました。
・アクアポニックスの基礎知識 ・水質管理 ・微生物との関係性 ・魚と植物のバランス ・システムのトラブル解決
これからの時代にあったエコフレンドリーな農法
アクアポニックスを一緒に学んでいければと思います。
私自身、実際にアクアポニックスに取り組み・調べ・解決することで
少しずつ前進してきたと思います。
・これからアクアポニックスに取り組みたい ・家庭菜園を少しオシャレにしたい ・今飼育している魚で野菜を育てたい
これからもそんな方々へ有益な情報を発信していければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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